ネットワーク用語について

情報

ネットワークに詳しくない設備管理担当者が、社内の情シス担当者と協議する上で最低限必要な知識を紹介します。ネットワーク構築などは情シス部門が実施しますが、サーバー室内の電源工事やLANケーブルの敷設設計は設備管理担当者が行うことが多く、設備管理担当者でもネットワークに関する知識は必要となります。

LANとWAN

ネットワークは、大きくLANとWANの2種類に分類できます。

LAN(Local Area Network)とは、社内や学校内といった、狭い範囲のコンピュータで構成される小規模なネットワークのこと。

WAN(Wide Area Network)とは、広範囲で大規模なネットワークのこと。

LANとWANの違いは、ネットワークの規模ではなく、「電気通信事業者が設置した通信回線を使うか否か」にあり、電気通信業者が設置した通信回線を使ったネットワークのことをWANといいます。

※LANは室内の廊下、WANは室外の道路に例えることができます。

離れた拠点間のネットワークを繋ぐ際に、一企業が電柱にケーブルを勝手に敷設することは出来ず、電気通信事業者が設置した通信回線を必要があり、このネットワークは「WAN」に分類されます。

ネットワーク機器

・ハブ

ハブ(集線装置)とは、複数のコンピュータをまとめてネットワークに接続する為の機器です。ハブにはポート(ケーブルの接続口)が用意されていて、その数だけコンピュータを接続できます。複数のコンピュータ同士を繋ぐことが役割だと言えます。ポートの1つを別のハブにつなぐこと(カスケード接続)で、接続数を増やすことも出来ます。

・ルーター

ルーターとは、ネットワークとネットワーク(LANやWAN)をつなぐ機器です。東京支社と名古屋支社のLANをつなぐ際に必要となる機器です。ルーターには自分が管理する内部のLANと外部のLANをつなぐ2つの接続口(ポート)があります。この原理でLANを広くつないだものがインターネットとなります。

・スイッチングハブ

スイッチングハブは、ハブのように単に回線をまとめるだけではなく、接続先を切り替える機能も備えた装置です。外観はハブとほぼ同じですが、ポートの数がハブよりも多いのが特徴です。

プロトコル

コンピュータとコンピュータが通信をする際に、両方のコンピュータが守るべき約束事のこと。日本人と韓国人がそれぞれの母国語で話し合ってもコミュニケーションは成立せず、英語などの共通の言語を使えば意思疎通が出来ます。この「共通の言語」に相当するのが、通信プロトコルです。

主なプロトコル一覧

インターネットの仕組み

・IPアドレス

インターネット上で通信をするためには「IPアドレス」を使って、通信相手のコンピュータの場所を特定する必要があります。IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、ネットワークに接続しているコンピュータを識別するための番号のことで、ネットワーク上の住所(コンピュータの場所)を示す値です。「14.113.328.143」などのように数字とピリオドで構成されます。万一「IPアドレス」に重複する値があると、そのIPアドレスがどのコンピュータを指しているのか判別出来なくなるため、「ICANN」というアメリカの団体が「IPアドレス」が全世界で重複しないように管理しています。

・ポート番号

ポート番号とはメールやブラウザのような「アプリケーションソフトウェア」ごとに割り当てられる「情報の出入口を示す値」です。IPアドレスが分かれば、世界中にある膨大な数のコンピュータの中から1台のコンピュータを特定できますが、コンピュータを特定しただけでは、コンピュータ上のどのアプリケーションソフトウェアと通信すればよいか分かりません。そこで、それぞれのアプリケーションソフトウェアに個別に割り当てられているポート番号を使って、通信相手となるアプリケーションソフトウェアを特定します。

・MACアドレス

MACアドレス(Media Access Control address)とは、ネットワーク機器ごとに割り当てられている固有の宛先のこと。IPアドレスが最終的な通信相手を特定する番号であることに対して、MACアドレスは次の通信相手を特定する番号です。データがIPアドレスの指す最終的なコンピュータにたどり着くまでには、ルータなどの沢山のネットワーク機器を経由し、これらの中継点となるネットワーク機器を識別する為の番号がMACアドレスです。

・IPv4とIPv6

一般的なIPアドレスは「IPv4」と呼ばれるIPアドレスで、32桁の2進数(32ビット)で構成されているので、アドレスの総数は約43億個(2の32乗)となります。インターネット登場当初は、「アドレスが43億個あれば十分」だと考えられていたが、現在では43億個では全く足りません。現在では携帯電話だけでも75億台あります。IPアドレスの枯渇問題を解消する為に登場したのが「IPv6」です。IPv6は128桁の2進数(128ビット)で構成されているので、アドレスの総数は34兆の1兆倍の1兆倍(2の128乗)と無限大の数となり、IPアドレスが今後枯渇することはないと思われます。

・グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレス

種類概要
グローバルIPアドレスインターネットに接続するコンピュータに割り当てられる、世界で唯一のIPアドレス
プライベートIPアドレスインターネットに直接は接続しないコンピュータに割り当てられる、LAN内だけで使うIPアドレス

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